あかくみ


選手は減量等の体重管理をして、少しでも体重を軽くしようと努力されています。
重いより軽い方がもちろん有利なことはご存知の通り。
レース時、ピットアウトした時にしぶきがかかって、艇内に水をもらってしまうことも多々あります。

せっかく、減量して500グラム軽くなったのにそれ以上の海水が艇に溜まってしまったら元も子もありません。

そんな時「あかくみ」が登場します。普通、船舶で言う「あかくみ」(英語ではbailer)はバケツや箱型の柄杓のような固形物ですが、ボートレースでは「スポンジ」です。

艇内にゴムバンドでおさえて二つ装備。

写真は本番レース待機行動時、あかくみで吸った海水を振りつけて汲み出しているところ。

結構な量の水が出ていますねえ・・。
スタート時には少しでも軽くしておかないと・・・とは言えスタートまでの時間は僅か・・。

待機行動中の選手の挙動にもぜひご注目を・・レースをより深くご覧いただけますよお♪

レバースペーサー


事故を無くしたい。全員の願いです。
レバースペーサーの装着もその一つ。
スロットルレバーに固定されている赤い部分がレバースペーサーです。
係留ピットまで走行する際、不調等でスロットルレバーが全開にならないようにして、事故等を未然に防ぐ装置です。

平成26年5月下旬以降、装着されていないとボートを水面に降ろすことが出来ません。注意喚起のステッカーもあります。
モータースポーツですので危険はすぐ隣に潜んでいます。
選手の安全を第一に開催は行われています。

ヘイワジマ ボートデザイン ちょっとだけコレクション・・・

コレクションと言ってもここ最近のばかりでごめんなさい。
ウチの撮影担当が持ってる写真をかき集めてみました。
2010年から今年までの分しかありませんが、ご参考までに。
もっと前には紫色とかもありました。


2010年のデザイン。イベントで展示されていたボートなので装飾シールもあって賑やかになっています。


2011年のデザイン。2011年と色の配置が入れ替わっています。
写真は練習用で使用された際のものです。これしかウチの撮影担当は持ってませんでした。


2012年のデザイン。イメージ変わって、赤青黄色ですねえ。


2013年のデザイン。配色位置が入れ替わって、デッキ部分のロゴが「HEIWAJIMA」から「平和島」に。


2014年のデザイン。赤と白のシンプルなデザイン。


2015年のデザイン。今度は水色でデッキのラインは黄色に。


2016年のデザイン。ピンクですよお。クイーンズクライマックス開催に合わせたのかも知れませんねえ・・・。


2017年のデザイン。グリーン・・・若草色でしょうか。


2018年のデザイン。現在使用されているものです。デッキのロゴが「HEIWAJIMA」となり、ボート番号が表示されています。
現在のボートは来年5月末まで使用されます。
こうやって振り返ると、直線的なデザインが継承されていますねえ・・。

最後にSGやG1の優勝戦にはフロントカウルが優勝戦仕様になっています。今年のクイーンズクライマックス優勝戦のデザインも楽しみですねえ!

ピット設備も新しくなりました!


6月のヘイワジマは新ボート・新モーターとなりますが、ピットでも『新』がありました!

水面の試運転許可灯が変わりました。すごい明るくて視認性も高いです。


係留ピットも新しくなり、きれいになりました。


発走指示灯も!風速表示も分かりやすく、出走の音もホーン音からブザー音に。

ボートのカラーも変わって心機一転のピットでしたあ。

 

2018新モーター・新ボート!


6月、今年もボートとモーターの交換の時期となった平和島、お天気にも恵まれ、新モーター・新ボート日和となりましたあ。

5月開催迄でその役目を終えたボート。一年間ありがとう、お疲れ様でした。

新品のモーター!ピッカピカですねえ♪

本体にスタッフが部品を取り付けて完成となります。

水面に降ろしてもいないので、どうです、この輝き!

ボートはカウル等が取り付けられていない状態で到着。
各パーツが取り付けられる前の貴重?なショット。

ボートに空いている穴は「エアホール」で、転覆時に空気が抜けて、舳先が上に出て他艇からの確認がしやすくなる為のものです。フロントカウルにも穴が空いています。

スタッフが総出、もちろん東京支部選手もお手伝いに来て頂いて全員で組み上げます。

カラーはイエロー。ビビットな色使いですねえ。

来年5月迄平和島水面で活躍となります! G1トーキョー・ベイ・カップやPG1クイーンズクライマックスではどのモーターが活躍するのか!?楽しみですねえ!